序章
宿のご主人は、今日もカウンターに立ってお客さんを迎えます。
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真珠姫の歌
宿を訪れた船乗りの男性が語るのは、彼が少年だった頃の思い出。
海に落ちた彼を助けたのは、うつくしい人魚の王女でした。
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いたむ本
王都に出張に来た図書館員の女性。彼女は子供の頃から聞こえてくる謎の泣き声に悩んでいました。
あるとき彼女は、その泣き声の正体に気付いてしまいます。
プリマヴェラ
故郷に植える花の種を集めるため、男は世界中を旅しています。
故郷を失くした彼は、やがてひとつの花を蘇らせようとするのですが……。
文結び
宛先も差出人もない手紙を見つけた郵便配達員。
彼はその手紙に導かれるようにして、夕日色の髪の女性と出会います。
霧の中の犬
極寒の廃教会で薬師として暮らす青年。ある雪の日、彼は墓場で黒い墓守犬を見ます。
彼はその犬に、ある少年の面影を見出すのでした。
盾をもつ騎士
臆病ですが騎士を志した青年。
あるとき害獣駆除の命令が騎士団に出され、彼は仲間とともに北の森へ向かいます。
天使の住む家
孤児院で子供のお世話をする修道女。
彼女がこの人生を選んだのは、ある竜との出会いがきっかけでした。
亡き王女のための
毎年建国記念祭の日に悲しい旋律を奏でて歩くヴァイオリン弾きの青年。
彼がヴァイオリンを弾く理由とは何なのでしょうか。
渡り鳥の細工
ある夏の日、宿を訪れた旅鳥。
宿の主人に用があると言ってやってきた彼は、ある魔法使いの女との出会いの物語を語り始めます。